お母さんからのお便り

平成24年6月4日
誕生会・50m走

順番を守ったり、“いただきます”等の挨拶他 当たり前の事が
 自然と出来る様になってきている事に一番成長を感じて
   ―― 毎日全力で向き合い全力で受け止め
                 厚いご指導に感謝 ――

年少きりん組 清水礼美

千代田先生 兵埜先生
 いつもお世話になり、ありがとうございます。
お誕生日会から約1週間、まだ興奮が冷めないまま過ごしています。
素敵な一時をありがとうございました。
 お誕生日会では、感動で言葉になりませんでした。今でも何と言っていいか……
でも“大きくなったな”と、こんなにも感じた事は無かったです。〔理事長注:母親のコメントの際〕上手に誉めて自慢できなかった事が残念です(笑)
 家では、荷物を持ってくれたり洗濯物を干してくれたり等、お手伝いしてくれる事が増えました。又、階段では、弟の手を持ってあげたり、「僕こうするから一樹はこうできる?」等、上手に遊べるようになり、関わり方が和らいだ様に思います。
そして順番を守ったり、“いただきます”等の挨拶他 当たり前の事が自然と出来る様になってきている事が、今一番成長を感じているところです。


 最近の柊希のブームは、先生のまねっこです。
玩具ピアノを柊希が弾き弟に指導したり、「僕の目を見て~」等、色んな事をやって見せてくれるので、私も様子を知れて嬉しいです。
 それともう一つ、家でも書くことに興味を持ち出しました。ぐちゃぐちゃの殴り書きだったのが、顔・形・線・字 等目的をもって書く様になりました。すごくすごく嬉しいです。先生に書いて渡したいとも言ってます。(笑)〔理事長注:是非見せて下さいね!!〕
 お箸も少しずつ使える様になり、ありがとうございます。
家では並べて置いたら、言葉を添えずとも使う様になり、1食あたりの回数も増えてきました。余談ですが、上手に使える様になったら“つばめ”という新幹線の形をしたお箸で食べようねと話しています。柊希のおばさん(通称ももちゃん)からの入園祝で貰った物です。


 不安そうにしていた4月、楽しむ余裕が出てきた5月、どんな6月になるか楽しみです。
最後になりましたが、何度申し上げても足りませんが、毎日全力で向き合い、全力で受け止め、厚いご指導賜り誠にありがとうございます。
 柊希は、千代田先生が大好きです。兵埜先生が大好きです。
安松幼稚園の先生が大好きです。毎日幼稚園に行くのが楽しくてたまらない様子です。
この先、壁にぶつかる事もあると思いますが、共に乗り越えて成長したいと思います。
宜しくお願い致します。


理事長注: 
 不安そうにしていた4月、楽しむ余裕が出てきた5月、積極性が出てきた6月に多分なることでしょう。この過程は、新しい環境に入った際の大人でも全く同じ事です。
着実に一歩一歩の成長です。とても嬉しいことです。
 お手紙にありました「弟さんへの関わり方が和らいだ事」「順番を守ったり、“いただきます”等の挨拶他 当たり前の事が自然と出来る様になってきている事」に成長を感じられているとのこと。
 安松幼稚園という集団生活の中で、僅か2ヶ月で、一人の人間として、人間関係が育まれ社会性を獲得しつつあるようです。素晴らしいことです!!
また「何度申し上げても足りませんが、毎日全力で向き合い、全力で受け止め、厚いご指導賜り誠にありがとうございます」ともお手紙にありました。
こちらも当たり前の事をしているだけのことですが、その様に受け止めて頂いて、エネルギーを頂きました。
 当たり前の事が当たり前に出来ると、世の中、うまく回るのでしょうね!!〔笑〕

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平成24年6月12日
誕生会・50m走

先生からの返信「誕生会しっかりやりました」

きりん組担任 千代田奈奈

 清水さん 誕生会しっかりやりました。
柊希さんの堂々と発表する姿、本当にかっこ良かったです。
練習の時からいつも全力!!本番が近付くにつれ、余裕の笑顔が見られるくらいでした。
「僕、上手に歌えたよ!」と、終わった後の達成感に満ちた顔は、きらきらしていました!!
少しずつ心が強くなってきているな……と、嬉しかったです。

 今は音楽会に向け日々練習をしています。
歌の時の表情、目、口、…花丸
やる気に満ち、そして楽しんでいますよ!!
頑張り屋さんの柊希さん、大・大・大好きです。
これからも応援しています。

理事長 の添え書き

 お手紙拝見。
「当たり前の事が自然と出来る様になってきて」とのこと、とても嬉しいです。
それと「先生のまねっこ」は、幼稚園生活が楽しいことの証です。
柊希さん、とても元気で、周りとお喋りもできて感性も豊かです。これもお母さんの素敵なお人柄がベースにあるからでしょう。
 先生の全力での触れ合い・働きかけが、スポンジに水がしみ込むように、柊希さんに入っていきます。
これからが楽しみです。

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平成24年6月15日
誕生会・50m走

理事長先生の言葉で肩の力が抜けたよう

年少きりん組 清水礼美

理事長先生
 いつもお世話になり、ありがとうございます。
先日は玄関の所で声をかけて頂き、柊希の様子をお聞きでき、とても嬉しかったです。
そして千代田先生のお手紙にメッセージを添えて下さり、本当にありがとうございました。
 無我夢中で走ってきた4年間。
2歳頃から“こだわりが強すぎる、お友達に興味が無さすぎる”等 言われたこともあり、不安と迷い、自問自答の多い子育てでした。(それだけではありませんでしたが……)
ですが、理事長先生からのお言葉「お母さんの素敵な人柄がお子さんに……」を読んで、肩の力がスーッと抜けたように思います。


 入園してからの2ヶ月だけでも、心身共に大きく成長し、今までの事が嘘の様です。
全て先生方のおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。
安松幼稚園に出会えた事は大きな転機であり、御縁があった事に日々感謝しています。

 至らぬ点も多々あると思いますが、その都度乗り越え、子供と共に私も成長したく思います。
どうぞ宜しくお願い致します。


理事長注:
 「無我夢中で走ってきた4年間」という中に、お母さんの気持ちが全て凝縮されています。さぞかし色々と言われ悩まれたことだったのでしょう。
 大人が、特に発達相談に関わる人が何かを発言する時は、それなりの確信と責任、そして子育てのお母さんの不安を増長させるのではなく、気持ちを和らげ、真心から寄り添っていく精神が必要だと日頃から思っています。
 幼稚園においても、厳しい現実の可能性を保護者に伝えなくてはならない時があります。しかし、お母さんに寄り添い、不安や苦しみを共感する心が第一にあるべきだと強く感じます。
「この子はこうだ」と断罪するかのごとく決めつける以前に、上記の精神・共感する心を持たない人は、そういう仕事に就くべきではないと考えます。
ちょっと、お便りから離れてしまいましたが、就園前のお母さん方の悩みを多く聞く事があり、ここに私の気持ちの一端を認めました。

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平成24年6月4日
誕生会・50m走

50m走:親子で良い経験をさせて頂いて

年長梅組 田中千尋

松浪先生、高田先生
 いつもお世話になり、ありがとうございます。
50m走の時の事、少しお話ししましたが、改めてお手紙書かせて頂きます。


 当日の朝バス停で少しふざけていて、歩いている人にぶつかりそうになってしまい、強く叱りました。
バスに乗る時は、一応気持ちを切り替え、「50m走、がんばりよ!! 応援しに行くから」と、声をかけました。
 それから家に帰ると、体操服がそのまま置いてあり……またまた怒りが込み上げてきました。「もお 体操服届けるの やめようかな……」と思いました。(結局届けましたが)
 怒りは落ち着いてきたものの、何だか心がモヤモヤしたまま、50m走が始まりました。
しかし諒生の脇目もふらず、まっすぐ一生懸命走る姿を見て、さっきまでの私の気分が、何ともバカらしく、大人げない事に気付き、自分がすごくダメな親で嫌になりました。
 そして夕方お迎えに行くと、タイムが貼り出され、何と9位!!!
我が子の頑張りの嬉しさと、自分の情けなさと、色んな感情の交ざった涙が出てきました。


 心がどんどん大きく成長している諒生。
私も少しずつでも成長していきたいです。


 たかが50m、 されど50m。
親子で良い経験をさせて頂きました。ありがとうございました。


 ちなみに諒生は、保護者側に一番近いレーンを走り、私はかなり大きい声で(松浪先生に負けないくらいの(笑) 「りょーせい!! いけー!!」と叫んでましたが、本人には、全く聞こえてなかったらしいです。
集中力にも驚きです。


 諒生はから揚げが好きなので、晩ご飯のメニューにと考えていたのですが、念のため「今日ごはん何食べたい?」と聞くと……
「うなぎ食べたいわぁ」と言うので、奮発して買いました。(笑)
うなぎなんて単語、諒生の口からほとんど聞いた事もないし、年に数回しか食べないのに……(笑)


理事長注:
 楽しいお便り拝読。
お母さんの気持ちの変化を短編映画に撮れそうですね(笑)


 さて安松幼稚園では、年長の6月初め頃と3月に、50m走のタイムを取ります。
幼稚園の子供にとって、50mを直線でまっすぐに走りきるのは、中々に難しいことなのです。今年4月のある小学校1年生の短距離走は、40mだったとのことです。
しかし安松幼稚園の園児なら、4歳半ばから、全員が、楽々と50mを全力で走破します。
今回のトップは9秒台でしたが、2月頃になると8秒台を出す子供も数人出てきます。
 持久走といい、50m走といい、サーキット運動といい、安松幼稚園の園児達の運動能力は突出しています。
毎日の運動場での遊びがベースとなり、強い心と強い体を作っています。
白い筋肉(速筋)は、全力疾走やジャンプなどの瞬間的に力を出す運動に主に使われる筋肉。
赤い筋肉(遅筋)は、サイクリングや持久走などの持続的な運動に主に使われる筋肉。
幼児期に、毎日持久走ばかりさせるのも、弊害があるのです。
安松幼稚園では、これらのバランスを取りながら、色々な運動を取り入れています。

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