お母さんからのお便り

平成21年3月
卒園に当たって

人としての根本をきっちり教わって
 ――堺から通うのが苦痛になった事は一度もありません――

年長桜組 綿引三佳

 3年間大変お世話になり、ありがとうございました。
この3年間、娘と一緒に、私自身も母として多くの事を学ばせて頂く事ができました。

 入園当初、泣いてばかりの娘がたまたま泣かずに行った日に貼ってもらった手帳のニッコリ笑ったシールが嬉しくて、又そのシールを貼ってもらいたくて、その日をきっかけに泣かずに通うようになったのを見ていて、私は「先生ってすごいなぁ!!」って思い、その時の私の感覚は今でも忘れる事ができません。
 とは言いましても、私は“安松幼稚園”に対する知識が全くないまま娘を通わせていたのですが、6月の園内音楽会のDVDを持って帰った時、私は娘以外に幼稚園の園児は誰も知らなかったのですが、DVDを観ていて涙が止まりませんでした。
 私は今まで音楽や歌を聴いて涙を流す事はなかったのですが、子供達の純粋な歌声を聴いていると理由もなくただただ感動して涙があふれていました。
その時私は「安松幼稚園で娘も卒園させてやりたい」と強く思い今に至っていますが、堺からわざわざ通わせて……どう思われてもいい……私は安松幼稚園で娘が3年間過ごす事はきっと大きな意味を持つはずだと思いました。

 今の世の中「子供達がお客様」みたいな風潮があり……どこか間違っている……そう思う事が多い中で、“悪いことは悪い・おかしい事はおかしい”とはっきり言う事は、時代と逆行しているように世間では思われがちですが、人としての根本をきっちり教えて下さるからこそ、安松幼稚園の園児は優しく心の豊かな子が多いのだと思いました。
 私は娘から安松幼稚園を通してたくさんの感動と幸せをもらい、娘もやる気と根気そして何より豊かな心を頂いたように思います。
 堺から通う事は、遠いとか苦痛だと思った事はありませんでした。
通園の片道45分が、私と娘の大切な大切な時間でもありました。
私と娘が安松幼稚園からいただいたものは、大きな財産となり、これからも大切にしまっておきたい宝物です。
本当に3年間、ありがとうございました。
 
 最後になりましたが、娘の事を少し書かせて下さい。
……少し略……
娘が「これはママが頑張ったということやろ、ママの大事やん」って言う娘の笑顔を見て、「うん! そうやな」って答えるのが精一杯で涙が止まりませんでした。
……少し略……
子供から学ぶ事はたくさんある……私は安松幼稚園だからこそ、それを強く感じさせてくれた……そのように思いました。

貴園の益々の発展をお祈り致しております。

理事長注:
 省略した最後の部分には、私も涙なしでは読めませんでした。
りおさんの優しさ、お母さんの温かい心が溢れていました。
心よりご多幸を念じます。

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平成21年3月
卒園に当たって

子供達から愛される安松幼稚園

年長桃組 安田あい子

 この3年間本当にお世話になり、ありがとうございました。
お兄ちゃんの入園に当たって、年中さんの授業を見せていただき、歌を聴いたときの衝撃が、今も心に残っています。
声量があって、みんなの声が一つになって、何て素晴らしいんだろうと。
公立幼稚園に通っていたお姉ちゃんの時には、感じたことのないものでした。
本当に驚きました。そしてお兄ちゃんも今春卒園の燎台も、もちろん同じように、感動を与えてくれる歌を歌うようになったこと、本当に嬉しく思います。

 この1年間は、音楽会・運動会・発表会・参観と、一つ一つの行事が終わるたびに、最後の行事やな〜と、お兄ちゃんの時にはなかった寂しさを感じていました。
行事ごとにたくさんの感動を与えてもらい、本当に涙もたくさん流しました。
燎台も防火パレードのポンポンだけは嫌がって泣いておりましたが(笑)、他の行事は本当に楽しんで、一生懸命取り組めたと思います。
充実した3年間を送らせて頂き、本当に安松幼稚園に通わせてよかったと思います。

 泉の森コンサートには出席できずに本当に親子ともども悲しかったのですが、幼稚園に連絡をした時に、「残念ですね。お大事にして下さい。」と形式的に言われるだけだと思っていたのですが、少しだけでも出ることを勧めて頂き、すごく救われた気になりました。(理事長注:先生と園児たちは一生懸命、心一つに練習してきました。その心の結びつきが、何とかして少しでも出演させてやりたいという親以上(?・笑)の気持ちになり、そこから出た言葉なのです。)今でもあの時に金物谷先生に言って頂いた言葉を思い出すと涙が出てきます。
 作品展では、泉の森コンサートで本当に舞台で歌った並び方での子供達の作品に涙が出てきました。
ホームページでは安井先生のお気遣いでしょうか、本番前日の練習が終わった後の子供達の語らいの写真では、燎台も含め、当日欠席したお友達を載せて頂きありがとうございます。本番での感動は味わえませんでしたが、写真から、前日までは一生懸命楽しそうにやっていたことが分かり、とても安心しました。

 幼稚園に行くことがなくなるのが寂しくて、卒園してからも体操教室かサッカー教室を続けようかと悩んだのですが、燎台は水泳を習いたいというので、残念ながら両方とも辞めてしまう事にしました。
これからはファミリーの集いと卒園生の登山に参加するのを楽しみにしますね。

 登山・マラソンと、この幼いうちにやる機会を与えて下さったことに、すごく感謝しています。マラソンはしんどいというイメージを持ってしまいがちだと思いますが、幼いうちに楽しく走る機会をもたせて頂き、本当によかったと思います。
また家でも近所を走ったりはしているのですが、たまには末広公園に走りに行こうと思います。登山も家族で行こうと思いながら行けていないので、年に1回幼稚園の先生方と行く機会を与えて頂き本当にありがたいです。
安井先生が、「教育は登山でできる」と書かれたのを読み、感銘を受けました。
なかなか父親と子供達の休みが合わないのですが、何とか家族でも登山に行こうと思います。

 燎台は卒園するのを寂しいとかは言いませんが(笑)、小学校にも行くけど幼稚園にも毎日行きたいと言います。お兄ちゃんは、もう一度幼稚園に通いたいと言います。年少から通いたかったとも言います。
お姉ちゃんは、私も安松幼稚園に通いたかったなと言います。
燎台には、こんなにも子供達から愛される安松幼稚園に年少から入れてあげて本当によかったと思います。
これからも安松で頑張ってきたこと、教えて頂いたことを糧に頑張って欲しいなと思います。
本当にありがとうございました。

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平成21年3月
卒園に当たって

この環境の外に出したくないという思い

年長梅組 長谷川理子

園長先生、理事長先生、亀山先生、全ての先生方へ

 とうとうこの日がきてしまいました。
理彩を、この環境の外に出したくない、そんな思いでいっぱいです。
名残惜しいです。(理事長注:そんな風に安松幼稚園のことを思って頂いてとても嬉しいです。そしてわたしも名残惜しいです。)

 年長になって、今まで年少・年中では見せてくれなかった我が子のつぼみが花開く瞬間を、多々見ることができた1年でした。
園内音楽会・お泊まり会・運動会・発表会・60周年記念式典……
行事を重ねるにつれ、ぐぐぐーんと成長していく我が子
 年少ではお友達に話しかけることに消極的で、年中では教えて頂いたことを間違いなくやろうと言う気持ちが強く、DVDなどの園からのメッセージで、「……私を見て!! と、行事を楽しめる年長さん……」とありましたが、そういう子もいるんだろうけど……と、最初の2年間は、全く他人事としてとらえていました。

 それが!!!
何と、そんな風な年長さんになったのです。
行事が終わるたびに「もう1回やりたい!」と言い、本番中も楽しんでやっているのがこちらにもよく伝わるくらい、キラキラ輝いていました。

 特に運動会
年中の時は、どうせ私にはできない…と、しょぼーんとやっていたように見えていました。(理事長注:そんなことはなかったですよ。年中と年長の精神面での1年の差は大きいですよ) 「この子は来年、今年の年長さんのように縄跳びが出来るのかしら???」と、親の私も不安でした。
それが、今年の年長の運動会はどうでしょう。
縄跳び、やっています!
組み体操、やっています!
写真は正直なもので、いい表情の写真がたくさん。親バカの私は、あれもこれもいい顔!と、たくさん注文しました。
去年の理彩からは想像できなかった表情ばかりです。
特にチアが楽しかったようで、この子が楽しめる分野を先生方に発掘して頂いたのだという感謝の気持ちでいっぱいになりました。
普段の理彩をよくみて下さっている先生だからこそですね。(亀山先生、個人懇談会では、早くも理彩のことを見破っておられて、どきっとしました。)

安松幼稚園創立60周年の記念式典・祝賀会では、長時間も大人の席に座っていられることに驚き、私の知らない歌を情感たっぷりに歌っている姿に驚き感動しました。
これが、安松での3年間の積み重ねか……と、安松幼稚園に入園させて頂いてよかった、と、再確認した瞬間でした。
 こんなに成長できたのは、安松の先生方のお陰です!
本当にありがとうございました。
 そして亀山先生、こんなに多々感動すること感謝することがたくさんあった1年間でしたのに、それをお伝えするのがこんなに遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
この春からは、入れ替わりで弟のよしゆきが入園します。
どうぞこれからも宜しくお願いします。3年間、ありがとうございました。

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平成21年3月
卒園に当たって

安松での生活を知らなければ 何の指針もないまま 親子とも
 大事な時期を なんとなく過ごしていたかもしれません

年長桃組 谷口賜生

園長先生、
 本日、安松幼稚園を卒園します。
兄・姉そして和彦と、3人がお世話になり、ありがとうございました。
 安松幼稚園をお訪ねしたのは本当に偶然でしたが、入園後一度も後悔したことはありませんでした。
 最初は授業参観後のお話の席で、園長先生が話を聞く時の親の姿勢や子育ての際の親の責任などを、私達保護者に対して明確に述べられたことに驚きました。が、お話の内容も、いつも正しい道に引き戻されるようで心強く、言い方は明確で厳しいけれど、園児の事や私達親の事を、愛情を持って見守って下さっている事をひしひしと感じました。
 子ども3人が安松幼稚園でお世話になっている間、夫婦で子供の将来について話す機会も多く、安松での園生活もしばしば登場しました。
安松での生活を知らなければ、何の指針もないまま、子供や親にとって大事な時期を、なんとなく過ごしていたかもしれません。最近では安井先生のハイレベル(?)な文化についてのお話などもあり、なかなか他の普通の幼稚園では聞けないお話だなと思いながらお聞きしています。 
 幸い卒園後も、サッカーなどで安松に来させて頂けるようで少し安心しています。
園長先生には、お元気で、いついつまでも園に居て頂きたいと願っております。
本当にありがとうございました。

追伸
 先日のマラソンの“一緒に走ろう!!ラストラン”で、私も一緒に走った時、和彦の少し後ろを走っていたのですが、子供同士で、ハアハア息を切らしながら、「今で何周?」「ほな、あと3周は頑張れるな!」「うん行ける! がんばろなっ!」と声を掛け合っているのを聞き、日頃の先生の指導を通し、上へ伸びるだけでなく、横のお友達とのつながりも強くなり、お互いに励ましあうことがとても自然に出来る様になっている事に驚きました。あと1週間で卒園というこの最後の最後まで新しい発見があり、嬉しかったです。
 安松幼稚園の先生方は、年長の子供達を上手に大人扱いして下さり、年長さんも“年長の誇り”を身に付けていったような気がします。
遊びも歌も勉強も運動も常に力一杯で、子供に向かって下さった先生、本当にありがとうございました。

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平成21年3月
卒園に当たって

この幼稚園なら間違いない

年長梅組 日野光紀子

亀山先生 並びに 安松幼稚園の先生方
 とうとう園生活最後の日となってしまいました。
嵩斗はまだ実感がないのか、親の私の方が寂しい気持ちでいっぱいです。
 3年前泉南に住んでいまして、周りに安松幼稚園の事を知っている方・通わせている方がいなく、まずは自分の目でと思い、嵩斗と2人で園方訪問させて頂いた事、今でも鮮明に憶えています。
 どの先生も元気に笑顔で挨拶。生き生きした表情。
「この幼稚園なら間違いない」と直感し、その日に主人に入園させたいとの話をしました。
 それから3年経ち、感謝の気持ちでいっぱいです。
年少・年中・年長どの学年も思い出深いですが、やはり年長は色々な行事があり印象に残っています。
       ・運動会は弱音吐く事無く毎日の練習もしっかりとやり、達成感に満ち溢れて
        いました。
       ・生活発表会は、年中から憧れていた「太鼓」に選ばれた時の嬉しそうな顔。
        本番での「集中したきりっとした顔」印象に残っています。
また     ・泉の森コンサート
       ・安松幼稚園60周年記念式典&祝賀会
普段経験出来ない緊張感を味わせて頂き、とても勉強になったと思います。
また     ・末広のマラソン。ラスト2回は親子で走ろう! という事で、私も挑戦しました。
        私の運動不足は認識していましたが、実際に走ってみると想像以上にしんど
        くて、子供達の体力はもちろん精神力・気力のすごさに驚きました。
        やはり周りで見てるだけではなく、一緒に体験してみて得る物の大切さに気
        付き、とてもいい経験となりました。
 3年間、安松幼稚園で教えて・学ばせて頂いた事、しっかりと胸に刻み、親子で共に新たな一歩を踏み出していこうと思っております。
嵩斗に、とても素晴らしい・充実した園生活を有難うございました。

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平成21年3月
卒園に当たって

三人それぞれに色々な面を引き出してもらい

年長桜組 大北誓子

 藤原先生、諸先生方
いよいよ卒園となりました。今日無事この日を迎えられました事、大変嬉しく感謝いたします。
 千紘、琉聖、千鈴と、三人合わせて八年間、長いようであっという間の八年間でした。
特に“年長”という一年は、「光陰矢の如し…」本当にあっという間に過ぎました。
 音楽会・運動会・生活発表会・泉の森コンサート……どの行事も、それぞれ色々な感動を頂きました。こんな子供が一生懸命頑張って、成長を感じさせてくれる時間が、いつも“幸せ”“ありがとう”で、心がいっぱいになっていました。
 子供の一生懸命な姿とだぶって、先生の御苦労が見えたりもしました。
ある方から聞いた話ですが、「夕方、幼稚園の前通ったら太鼓の音が聞こえるよ」と。子供を教える前に先生自身が完璧にする、さらに上を常に目指す御苦労は、本当に大変だっただろうなぁと思います。音楽会や発表会においても、ひとつひとつ先生の苦労なしでは、ここまで心を打つ発表が出来ていないと思います。一生の思い出となる時間を本当にありがとうございました。
 最後になりましたが、「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も
                成らぬは 人の為さぬなりけり」の言葉、
私は大好きです。これから先、何事においてもこの言葉がよく当てはまると思います。
“すべては心の持ち方次第……”この言葉を心の底に常において、これからもやる気満々、安松魂で、子供達には頑張ってほしいと願っています。
 「一年生になっても頑張る!」(理事長注:子どものやる気を受け止めてくれる学校で
                           ある事を念じています。

 「スイミング50m泳げるように頑張る!」
 「ダンスも続ける。大会に出たい!」  など、張り切っています。
少し前までは末っ子で甘えたな大きな赤ちゃん(笑)でしたが、こんなに頼もしい千鈴にして下さりありがとうございました。
三人それぞれ色々な面を引き出して頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に大変お世話になり、ありがとうございました。

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平成21年3月
卒園に当たって

持久走 一緒に走ろう ラストラン

年長桃組 西村裕子

金物谷先生
 いつもお世話になります。
今日はありがとうございました。
いい汗かきました。1周だけのつもりが、5周も走ってしまいました。
(理事長注:末広公園で続けている年長さんの持久走、最後の2回は、ラストラン一緒に走ろうという事で、希望の保護者も一緒に走りました。3周2Kmのコースです)
公園を走るのはいいですね。
散歩途中ベンチに腰掛けていたおじいさんに「頑張れ!」と、拍手と笑顔を貰いました。そして1周走る毎にもらうゴムも、先生方、見学の保護者の方の声援も励みになりますね。
(理事長注:全くそうなんですよ。小学校の高学年くらいになると“何でこんなしんどいことせんならんの”と思い出すので、始め出す年齢・お友達と一緒に走る楽しさ・応援の方の声援・1周毎にもらうゴム・走った跡を記入する地図の工夫 等々により、園児たちは皆本当に楽しんで走っているんですよ。朝、「今日は7周目指して頑張るわ」とかお母さんに言って、家を出てくる友達も多いそうです)
 帰ってから彩櫻も「ゴム一杯もらったね〜。いっぱい走ったら、背中がぽかぽかしたね〜」と楽しそうに話していました。(理事長注・年長の勇人君はこの時9周、入園前の彩櫻さんは3〜4周走っていたとの事です。ビックリビックリ!!)
 勇人の幼稚園生活もあと僅かになりました。
入園から3年がたち、たくましくなったなぁという嬉しさと、安松幼稚園を卒園してしまうんだという寂しさが入り交じっています。

 「入園した頃は、机の下に入って耳を押さえて泣いていた」と、年長になってから聞きました。びっくりしました。そして有り難く思いました。先生には「大丈夫ですよ。1日中泣いている訳ではないですよ」と言ってもらい少し安心していましたから。年少のその頃に聞いていたら、初めての子ですので私もオロオロしてしまっていたと思います。
(理事長注:そうなんですね。いくらお母さんに、「泣いているのも3,4日、長くかかる子でも1,2週間で園生活を楽しめる様になりますよ。また泣いていても一日中泣いている訳ではありませんよ。」と言っても心配されるお母さんが圧倒的に多いのです。西村さんの事例からもわかるように、これから入園のお母さん安心してドーンと構えて笑顔で送り出してやって下さいね。)
 金物谷先生! ありがとうございました!!
おかげで勇人は、すぐに先生大好き! 幼稚園大好き! になりました。
この3年間、園長先生をはじめ、全ての先生に見守って頂き、大きく成長できたと思います。
本当にありがとうございました。

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平成21年3月
卒園に当たって

こんなに成長させて頂き言葉では言い表せない感謝

年長桃組 藤原真里子

金物谷先生
 いよいよ……とうとう……卒園式を迎えることとなりました。
先生ありがとうございました。そして……先生、寂しいです……。
年少のうさぎ組でお世話になってから3年が経ちました。
本当に本当に早かったです。
 入園式では、姉の有菜と張り切って園に向かった弟の彩人です。
幼稚園での生活が始まり、1週間は楽しみに家を出発していたんですよ。……でも、有菜と一緒に当園し、部屋の前で有菜と別れる時に泣いていたんですよね。少し後で先生と有菜に話を聞き、ビックリしました。
 2週間目ぐらいから……バスに乗る時……家を出る時……朝起きる時……前の日の夜……前の日の降園後……と、だんだん時間が延びて泣くようになり……大変でした。園でも大変だったと思います。
でも金物谷先生は、目がまわりそうになりながらも、しっかりと温かく子供達を包んで下さいました。
他のお子さんも勿論だと思いますが、彩人にとって先生は本当に園での“お母さん”だったと思います。彩人が先生を信頼し、先生が大好きという様子がよくわかりました。
まだ大泣きして登園している中、「部屋の前で大泣きしながら私(金物谷先生)を指さして『僕はこの人に会いに来た』と言ってくれたんです」と先生からお聞きした時は、とても驚き
ました。
 年中の作品展の時……金物谷先生を見かけた彩人は、急に「ママー、ママー 一緒に写真撮って! 一緒に写真撮って!」と、すごい勢いで……少し略……
 年長の始園式の日、桃組の部屋に入って黒板の字を見るなり、「あっ、ママ、ヤッター、彩人の大好きな金物谷先生や!」と、……少し略……
本当に彩人は、先生のことが大・大・大好きでした。
 いろんな事があった安松幼稚園での生活も、もう終わりと思うと寂しいです。
大泣きしていたあの頃をすっかり忘れてしまうくらい、彩人は3年間張り切って楽しんで通園していました。大きな行事を終えるたび、我が子の成長に感動し先生方に感謝する毎日でした。
(理事長注:新入のお母さーん子供が泣いても心配する事は全くないんですよ。藤原さんが証明してくれていますよ!!)











特に年長では、とても大きく成長したことを感じました。
音楽会では年長となった立派な姿と、気持ちを込めた感情豊かな歌に感動しました。
お泊まり会では、私と離れて寝たことのない彩人が初めて一人でお泊まりをして、彩人自身、自分で“お兄ちゃん”を感じたのではないでしょうか。
運動会では大活躍だったので、びっくりしました。すべての種目、本当によく頑張ったと思います。彩人にとっても、とても大きな“自信”になったと思います。暑い中、皆で共に練習し、共に耐え、共に喜び、当日には共に感動し、共に成し遂げたあの運動会は、きっと一生忘れることなく、これから生きていく中で大きな励みになることでしょう。
生活発表会も、またもう一つ成長を感じました。当日を迎えるまで、家でも“ヤマト”の歌を口ずさみながら、自分で作った小道具を持ち練習していました。
年明けの泉の森でのコンサートも、みんなよく頑張りましたね。あれだけの曲数をよく覚え、一曲一曲大切に歌いきった年長さん、素晴らしかったです。
彩人もでしたが、体調の悪い子供さんたちが沢山いる中で、あれだけ素晴らしいコンサートをやり遂げたということは、やはり園長先生をはじめ先生方と子ども達の熱い思いが一つになっていたからでしょう。
先生の「立っていられるかなぁ……」「大丈夫かなぁ……」「親御さんの気持ちを考えると、舞台に立たせていいのか……すごく悩みました」というお話を聞いて、あの一日が素晴らしいものになって当然だと思いました。
先生の、子供と私たち親を思う暖かいお気持ち、本当に嬉しかったです。
先生、当日は辛かったことでしょう……DVDをご覧になって、何十倍と感動されたことと思います……。
お疲れ様でした。

一つ一つ、一日一日を終え、とうとう卒園です。
彩人をこんなに成長させて頂きありがとうございました。言葉で言い表せないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。
彩人は幼稚園で過ごした3年間を心の支えに、これからの人生を歩んでいくことと思います。(理事長注:60周年記念式典に参加の1期生のある方が、「私らの人生は、安松幼稚園の生活の上に、今の自分が築かれた」とおっしゃた事を思い出しました。)
先生いつも元気に、そして暖かく見守って下さり、本当にありがとうございました。
ハードなお仕事ですが、お身体に気をつけて下さい。
とても感謝しています。

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平成21年3月
卒園に当たって

親の私も子育てに対する考え方を勉強させてもらって

年長桜組 松岡裕己子

藤原先生へ、
 3年間、本当にありがとうございました。
今日の卒園式を迎えられるのも、園長先生はじめ安松幼稚園の全ての先生方のおかげだと思っています。
 入園した頃は行きたくないと泣いていて、私も不安だらけの気持ちで幼稚園に送り出していましたが、この3年間で積極性や我慢する心など沢山の事を教えて頂き、親の私も、子育てに対する考え方など勉強させて頂きました。
 4月からは、郁杜が通わせて頂きますが、祐花の成長を見られたので、全く不安なく送り出せます。
この3年間で学ばせてもらった事は祐花だけでなく、私にもかけがえのないものになっています。
本当に感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。

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平成21年3月
卒園に当たって

優 し さ の 花

年長桃組 橋本美佳

 いつもお世話になり有難うございます。
昨日末広公園でのラストランを見に行き、惟里が8周を走り抜いたのにはビックリしました。年度の最初は3周(理事長注:3周2Kmのコース)走るのがやっとだったのに、1年間で、元気に8周も走れる様になるなんて「すごい!!」の一言でした。
 昨日は1周毎にゴムを渡すお手伝いをしていたのですが、途中で転んだために泣いている子がいて、走り終わった子が疲れているだろうに、転んだ子のことを心配しているお友達が何人もいました。
私はこれが“優しさの花”だなぁと見ていました。
自分の記録やタイムばかり気にして走っているんじゃないんだと感心しました。
「○○ちゃん、こけたやろ? 大丈夫?」って、自分が何周も走り終えたばかりなのに……。
 そして午後、体操教室最後の日で見学をしていました。
ドッジボールの時に、惟里の顔にボールが当たり少し泣いたのです。
その時も何人かの子が、自分もボールをよけながら惟里の方に寄って来て、「大丈夫? いける?」と聞いてくれていました。
またまた“優しさの花”が咲いていました。

 安松幼稚園では60年の間、日々あちこちに“優しさの花”が咲いているのでしょうね。
体操教室最後の日にメダルを頂く時も、自分じゃない場面でもニコニコと拍手して「おめでとうございます」と言えるし。

 先日絵本の読み聞かせの時桜組で読ませて頂いたのですが、その後も何日かの間桜組の何人かの子が、「この前絵本読んでくれて有難う。又来てな。」と言ってくれたんです。(理事長注:ビックリしますね。大人顔負けです。)

 先生方が年少でいい種をまいて下さり、年中で肥やし水をたっぷりと与えて下さり、卒園時にもなるとパーっと“優しい凛とした花”が咲きほこっています。
気持ちいいですね
惟里が言っていました。「お母さん、安松幼稚園には、意地悪っ子は一人もおれへんねん」って。
その一員の惟里も優しいお姉ちゃんに育てて頂き、毎日御仏飯の係です。
近所の自分より小さい子にも優しいんですよ!!
先生方のお陰です。
有難うございました。

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