お母さんからのお便り

平成21年3月
年少さん 新入園からの1年を振り返って

別人のようにたくましく思いやりを持った子に成長して
――何から話して何からお礼を
   言ったらいいのかわからないくらい感謝――

年少うさぎ組 岡 一江

 川口先生へ
いつもお世話になっております。
最近持って帰ってくる1年分の作品を見て、この1年間の事を色々思い出し、本当に年少も終わりなんだなぁ…と実感しています。 
 先日の最後の授業参観での先生のお話にとても感動して、親以上に子供達の事を思ってくれてるんじゃないかと思いました。
 先生には、何から話をして 何からお礼を言っていいのか わからないぐらい感謝の気持ちでいっぱいです。


 以前にもお話しましたが、優希は2学期が終わってから、別人のようにたくましく思いやりを持った子に成長してくれました。親の私達が「こんな事する子じゃなかったのに!!」と、驚いています。
近所の人には、きちんと挨拶が出来るようになりました。朝、家を出かける時も近所の人に会うと「おはよう!」と、大きな声で言うので、優希の声が響き渡り、「もうちょっと小さい声で言って」という時があります。(笑)
病院では、診察が終わると先生に、「ありがとう」と、きちんと言います。

 入園当初は目を真っ赤にして帰ってくる毎日で、帰ってきてからも泣くわ・あばれるわで、見ている私はどうしていいのか分からず、「泣かずに過ごせましたよ。」と先生から電話を頂いた時は、嬉しくて嬉しくて、優希に「ほんまに偉かったなぁー!!」と抱きしめて頭を撫でまくって、「もう ええわー!!」と優希に言われるまで誉めた事を思い出します。
その時、川口先生と園長先生に頂いた花マルを、優希は今でも見て、嬉しそうにしている時があります。
 2学期に入ってからも時には情緒不安定で「すぐ帰る?」が口癖で、この気持ちをどう乗り越えさせてあげればいいのかな?と悩んでいた時、発表会が近づいてきたぐらいに優希が帰って来て、「今日も泣いてしまったけれど、上田ちせいさんが すぐ帰るから大丈夫って言ってくれたから優希頑張れたねん。」とか、「今日は廣田ことねさんが言うてくれたねん。」と、言ってた時がありました。
優希には、助けてくれるお友達がクラスには居るんだなと思ったら嬉しくて、もう私が心配しなくても大丈夫だとその時に思いました。
今思ってみると、その時は2人の名前しか出てきませんでしたが、きっと泣いている優希を見ていた全員の子が、何かしら声をかけてくれ励ましてくれていたんだなぁと思います。
 「次の年少さんが泣いてたら大丈夫よ、って言ってあげなあかんでな。」とか
 「今日はお友達がケガしたから大丈夫?って言ってあげたねん。」と言っています。
勉強も大事ですが、人の優しさや思いやる気持ちなど、私が口では教えてあげられない事を、安松幼稚園に行ってからは自然に身につけて帰ってきている事は、本当に素晴らしいなと思っています。

 それと私まで先生に気にかけて頂いて、本当にありがとうございました。
園に行く度、何かある度、話をして頂いて、お忙しいのに電話をして頂いて、「大丈夫ですよ! 心配しないで下さいね。」と、言って下さる先生の言葉に、どれだけ私の気持ちが救われた事か分かりません。
「川口先生がついてくれてるから大丈夫!!」と、いつも思っていました。
 また園に行って「今日は川口先生と話がでけへんかったな…  」と思い帰ろうとすると、山登先生と居島先生にもいつも声をかけて頂いて、私自身の気持ちを落ち着かせて帰る事ができました。本当にありがとうございました。

 以前撮って頂いた作品展の記念写真で、“もうすぐ年中さん”をバックに写っている写真は、とても感慨深いものがあります。優希は、今の年中さん・年長さんにとても憧れを持っているみたいで、自分が年中さんになるのを今からとても楽しみにしています。
最近は縄跳びの練習をしたいというので、自分から何かをしたいというのは初めてだったので私は嬉しくて、すぐ縄跳びを買いに行き、暖かい日は家で練習しています。
 それとひらがなを読めるようになったのが嬉しいみたいで、絵本を自分で読んだりテレビを見ていて字幕を読んだりして、わからない字があると「何て読むの?」と、聞いてきます。
私としりとりをして遊ぶのが、毎日の日課になっています。

 年中さんになるのを楽しみにしている反面、お別れが淋しいみたいで、うさぎ組のお友達や同じバスの年長さんや、同じバス停の西尾ななこちゃん・水嶋こうたろうさんと別れるのが寂しいわ、と毎日のように言っています。
年少児とは思えない程のいろんな感情が芽生えている事に、驚いています。

 川口先生、1年間 本当にありがとうございました。
優希がたった1年で自分に自信をつけてここまで心を成長させるとは、正直思っていなかったので嬉しく思っています。川口先生のおかげだと思っています。本当にありがとうございます。
後2年、心が折れる事がまだまだたくさんあると思いますが、これからもどうぞよろしくお願い致します。

理事長注:
 最初の半年ぐらいは、よく泣いていた優希さん.それが今では
   ・クラスには自分を思ってくれるお友達がたくさんいることが分かる
   ・挨拶やお礼が言える
   ・人の優しさや思いやりを感じ、自分でも周りの人に気を配ることができる
   ・自分が何をしたいという意欲が湧いてきた
   ・人とのお別れが寂しいという豊かな感情が育った   等々
本当に充実した変化のあった1年でしたね!!
これから新入のお母さん、子供が泣いてもドーンと構えている事が大事なんですよ!!
園では、先生方がきっちりと見て、言葉かけをしています。安心下さいね。

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平成21年3月
年少さん 新入園からの1年を振り返って

いろんな事を頑張れる子に

年少りす組 中野幸代

 川崎先生・出原先生へ
1年間とてもお世話になりました。
幼稚園でお世話になってから、
   ・挨拶に始まり ・遊び ・お勉強 ・親の手抜きが恥ずかしいくらいのお片付け
   ・野菜嫌いが食べられる様に
まで、いろんな事を頑張れる子になりました。
 愛情いっぱいに、根気強く指導して頂いたおかげです。
私も色々と勉強になりました。
年中になって担任の先生を離れられるとしても、安松幼稚園ではすべての先生で園児一人一人を見守ってくれるので、とても嬉しく心強く思っています。
 ありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願い致します。

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平成21年3月
年少さん 新入園からの1年を振り返って

子供はやる気を 私はパワーを 頂いて

年少きりん組 加世田匡加

猪田先生
 この一年間本当にお世話になり、ありがとうございました。
猪田先生は兄一希の大好きな先生ナンバーワンだったのですごく印象に残っていて、その上采実の担任の先生だと知った入園式の日、すごく嬉しかったのを覚えています。
そのせいか、クラス委員もやりたい!!と思え、まさか4役になるとは想像もしていませんでしたが、すごく良い経験をさせて頂き感謝しています。
 忙しかったことは事実ですが、苦になる事もなく、むしろ充実して楽しい1年でした。
幼稚園と関わる機会が多く先生方の姿をその都度拝見しているうちに、積極性を養う魔法にでもかかったようにたくさんのパワーを頂きました。
子育てに行き詰まった時は、どんな育児書を読むより先生の姿を見る方が勉強になり、心も軽くなりました。   “百聞は一見にしかず”です。
 お陰様で采実は早退のみで、精勤を頂くことができました。
采実と共に幼稚園に通園しているようで、お互い楽しくやって来れたのだと思います。
今まで以上にやる気もどんどんでてきて、家では跳べない縄跳びも、幼稚園ではリボンをつけてもらえる程頑張っています。
子供のやる気を育てるには、子供のやる気を充分引き出せる言葉の大切さと そういう環境をつくることの大切さも教わりました。
 あと2年の間にたくさんの事を学び、私自身も親として成長していきたいと思います。
そして子供に恥じない自分でありたいと思います。
ありがとうございました。
そして来年度もまた宜しくお願い致します。

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平成21年3月
年少さん 新入園からの1年を振り返って

入園してからは見違える様に色々な事に興味を持ち始め

年少りす組 篠原光世

川崎先生
 いつも娘がお世話になっています。
長い様で早かったこの1年間、本当にありがとうございました。
先生方の熱心な想いは、子供を通じてひしひしと感じております。
 入園間際は、数字やお絵描きに興味をあまりもたない娘でしたが、入園してからは見違える様に色々と興味を持ち始め、家に帰ると嬉しそうに絵やひらがな等を書いて見せてくれる事が多くなりました。
 1年の作品を綴った「おもいで」を見た時、私は泣いてしまいました。すると娘が、「どうして泣いているの?」と聞くので、「嬉しいからよ」と答えると、「ふーん、そういう時もあるんだ」と、不思議そうな顔をしていました。
 スナップ写真は、いつも娘が1枚1枚説明してくれて、誕生会の時は、「家で練習したいけれど一人じゃさみしいから」と、私と下の娘に手伝ってほしいと娘に頼まれ、3人で入場行進や歌を歌った時もありました。
 娘の笑顔を見ていると、主人も私も入園させて頂いて本当に良かったと思っています。
言葉では言い表せないほどの娘の成長は、次に進む為の大事なステップです。そのステップをご指導下さり感謝しております。
 うちは転勤が多いのですが、娘が卒園の日を迎えられる様心から願っております。
4月からは新学期を迎え、また新たな1年になりますが、先生方の今後の益々のご活躍をお祈り致します。
どうぞお体に気をつけて下さい。

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平成21年3月
年少さん 新入園からの1年を振り返って

年少の1年で得たものは家では与えられない実りのあるもの

年少きりん組 孫左近裕子

猪田先生
 いつもお世話になり、ありがとうございます。
又今年1年大変お世話になりました。過ぎてみれば月日が瞬く間に過ぎてしまい、あっという間の1年でした。……少し略……
 昨日の終園式には1年間の皆勤賞を頂き、ありがとうございました。
これも直前まで知らず、大掃除の際にお友達のお母さんから伺ってびっくりしました。それを侑希に伝えると、とても嬉しそうに又誇らしげに色々と話してくれました。
 そう言えば、毎日毎日4月から園に行くのが楽しみで一度もグズル事もなく、金曜日の夜になれば「えー、明日は休みなん」と泣かれ、2日間○○で出席停止になった時は、「いつ行ける?明日行ける?」を連呼し、あまりにうるさいので、眼科の先生に聞きに行って二日間休ませました。 
 1年間色々な事がありましたが、とても楽しく嬉しい1年でした。
役にも立たず役員もさせて頂いて、お友達もできて楽しかったです。ありがとうございました。 ……少し略…… もしも予定が合えば、また役員のお手伝いをさせていただくつもりでおります。
バス停も1人ですので色々なお話を聞く機会も少ないので、役員をしていると何かと話題があって、家でもたくさん子供と向き合って話すことが出来るので。私にはそれだけでも十分にメリットがあると思っております。
 今日のバス停からの帰りも、私は自転車でお迎えに行ったのですが、乗らずに、「僕はマラソンして帰るから大丈夫」と、誇らしげに家まで走り切りました。
又おもしろいことに、国歌斉唱しながら走っているのです。思わず笑ってしまいました。
ここ何日かはずっと「君が代」を歌っており、主人と「小さいのに偉いなぁ。でも日本人としては普通やでなぁ」と、感心しております。そして上手に歌うので、我が子ながら偉いなぁと思っております。
 この1年で本当に、侑希を自分の子なのに、「頑張っているなぁ」「偉いなぁ」「良い子やなぁ」と感じることが多々ありました。
はじめは3歳からでなくても、4歳児から2年保育で充分でないかと考えたこともありましたが、今では、この1年で得たものは家では得られない大きな実りあるものだったと思っております。
その証拠に、侑希が毎日、幼稚園に行きたがり休まなかったことがあると思います。
……少し略……
 この1年で、子供も私たち夫婦も家族も共に成長できたことを心より感謝しております。本当にありがとうございました。
園長先生・理事長先生をはじめ、たくさんの先生方のおかげだと思っております。
年中年長と残り2年を、侑希に負けないよう頑張りたいと思っております。
これからもよろしくご指導下さいますようよろしくお願い致します。

理事長注:
 卒園式の練習で、国歌「君が代」に、初めて触れたのでしょう。そしてあっという間に覚えたのでしょう。
君が代を歌いながらのマラソン、とても楽しいお便りでした。

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平成21年3月
年少さん 新入園からの1年を振り返って

この1年でものすごく成長
 ―― 人の話を聞く姿勢が育ち
      返事もきちっと出来るようになりました ――

年少うさぎ組 山中春奈

川口先生へ
 年少も残りあと2日になり、1年間本当にありがとうございました。
1年間を振り返れば色んな事がありすぎて、先生にはたくさんの事を教えて下さったリ、雄生と真剣に向き合って、又私達親とも親身になって考えて下さり、言葉に言い表せられない感謝の気持ちでいっぱいです。
 雄生はこの1年でものすごく成長しました。
特に人の話をじっと聞く姿勢がすごいと思いました。
この前のオーディションでも、名前を呼ばれたときの返事の仕方、手をピンと伸ばして大きなハッキリとした声で「はい!」と返事して気持ちが良かったです。
 そして8人ずつのオーディションだったのですが、雄生が1番目で、終わると後の7人の受け答えを待たなければならなくて、ガサガサするのではないかとヒヤヒヤしていたのですが、全くそんなことはなく、膝に握りこぶしを作って背筋はまっすぐで目線は事務所の方の方を向いて、本当に以前の雄生からは想像がつかない良い姿勢でした。
 幼稚園で教わった事をきちんと出来ていて、涙が出てくるのを必死でこらえました。
オーディションは437人も受けに来ていて、「もー絶対あかんわ〜」とほぼあきらめていたんですが、雄生のあの姿を見られただけでも十分幸せやわと思っていました。
それが合格者32名の中に雄生が入っていて、雄生と飛んで喜びました。
……○○には2名だけが出演できるのですが、キャラクター・高感度の面で将来的に楽しみということで、6ヶ月のレッスン後に……
これも幼稚園で園長先生がおっしゃってくれた様に、雄生の個性をちゃんと理解して下さり、良い所をのびのびと伸ばして下さり、オーディションの時の様に、ちゃんとせなあかんところはしっかり出来る(理事長エッセイ:踏ん張れる子供の育成 参照)まで育ててくれてありがたいです。
……少し略……
ガサガサしたらあかんとか前もって何も言っていなかったのにちゃんと出来ていたのは、これは安松幼稚園の成果だと実感しました。
 小学生の子や中学生の子もいたけど、返事の仕方は雄生がダントツでした!
幼稚園や小学校の名前を聞かれて他の子は、「〜小学校」「〜幼稚園」と言っていたところ、雄生は「安松幼稚園です!」と答えて、「です!」と答えたのは雄性だけでした。
一つ一つがビックリでした。
 6ヶ月後が楽しみです。
又報告させてもらいます。(理事長注:園の先生方も楽しみに待っています)
……少し略……
年少の幼稚園生活、1年間いっぱい感動させてもらい私も成長させてもらいました。
川口先生、1年間ありがとうございました。
年中でもいっぱい感動させてもらえるのを楽しみにしています。

理事長注:
 雄生君、やるときはやる。踏ん張らなくてはならない時は踏ん張る事が出来るようになりましたね。これが、安松幼稚園の大目標の1つです。
 それと共に、安松幼稚園では美しい日本語を話したいという思いもあり、「○○です」「○○と思います」という表現を日常の園生活の中で、3歳児から指導しています。言葉の獲得の仕方は、周りの人が話している言葉の真似をする事がすべて(大阪で育った人は大阪弁:鹿児島県の人は鹿児島弁:秋田の人は秋田弁)ですから、全く苦労なく身につけていきます。雄生君も、周りの小・中学生とは異なり、「安松幼稚園です」と答えることが出来たのも、そういう表現が身についてきているということで、とても嬉しいです。

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