お母さんからのお便り

平成21年1月
第6回 新春唱歌童謡コンサート in 泉の森ホール

唱歌童謡を間に 孫と大婆ちゃんとの交流

年長梅組 城野志津

 春や来い早く来い……のこの頃でございます。
孫が二人お世話になっております。
 1月17日の音楽会には、特別のご配慮を賜り、有り難く感謝申し上げます。
理事長先生の「よう来てくれました。お待ちしてましたよ。」の温かいお迎えを頂き、席に着きました。
 懐かしいお正月の歌で、小学生の時、元旦の式に出席したとても寒かった講堂を思い出しました。
プログラムが進むにつれ、こんな難しい歌を良くぞここまでと感心するばかり、ときには心を温かく、老いた脳から懐かしい思い出を蘇らせてくれたり、心豊かな時を過ごさせて頂きました。
 どの子も姿勢正しく、大きな口ではっきりと、それぞれ体でリズムをとりながら清んだ瞳は、指揮の先生を注目 とても凛々しく感じました。これらはひとえに、厳しい練習に努力した子供達はもとより、ご指導頂いた先生方のご尽力の賜物と存じます。

 比呂人が生後間もない頃、美しい日本語を理解し話せる人に育ってほしいと思い、童謡・唱歌のCDを贈りました。図らずも安松幼稚園の教えと思いを同じくし、心強く思いました。
 去年の夏、96歳で療養中の大婆ちゃんをお見舞いした時、比呂人・史人が、七つの子を歌いました。すると日々の思いもままならぬ大婆ちゃんが、合わせて最後までしっかり歌い、居合わせた者全員感激しました。子供の時習った歌は、どのような時でも思い出せるのでしょう。私も、孫達と共に歌えるのが楽しいです。時には、比呂人が歌唱指導してくれます。
 孫達のこれからの人生、幼稚園で学んだ“成せば成る”の精神と、発表会・運動会・音楽会で身につけた集中力をもって、未来の目標に向かって羽ばたいてくれる事を望んでいます。
ご指導 宜しくお願い申し上げます。

 心温まる素晴らしい音楽会 本当に有難うございました。
遅ればせながら御礼申し上げます。

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平成21年1月
第6回 新春唱歌童謡コンサート in 泉の森ホール

安松幼稚園の子ども達の歌には人の心を動かす力がある

年長桃組 赤井訓子

 前日にチケットを譲って頂いてコンサートを観に来れた祖父ですが、思っていたより子ども達の歌唱力の高さにビックリしたそうです。
歌に強弱をつけたり気持ちをこめて歌ったり、5歳の年長児とは思えないと、大絶賛していました。
 “二度とない人生だから”を聞いて、あまり涙など流さない祖父が、ポロっと涙が流れてきたそうです。
 安松幼稚園の子ども達の歌には、人の心を動かす力があるのだと思います。
コンサートが終わって、お友達どうしで頑張った達成感を味わってはしゃいでいるのを見て、この感動はこれからもずっと子ども達の中に残っていくんだろうなぁ〜 本当にいい経験だったなと感じました。
 今回は直前に風邪が流行り、体調不良のお友達 本当によく頑張ったと思います。
 コンサートでたくさんの感動をもらいました。
これからもずっとずっとコンサートを続けてもらいたいと強く思いました。

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平成21年1月
第6回 新春唱歌童謡コンサート in 泉の森ホール

私がこの子のお母さんだったら

年長桃組 橋本美佳

 いつもお世話になり有難うございます。
先日「絵本の会」で幼稚園に行った時、金物谷先生と話していて、改めて園長先生を尊敬しました。それでペンを取りました。
 先日の授業参観の日、参観の後の教室で担任の先生の話の時に、金物谷先生が「泉の森コンサート」の話をされました。
そのお話の中で、その日体調が悪かった子の話をされた際、「私がこの子のお母さんだったら……」というお言葉がありました。私はその言葉に本当に心から感動しました。非常に失礼な言い方ですが、出産されていない女性の口から「私がこの子のお母さんだったら……」なんていう子供を心底思う言葉は初めて聞きました。
普通そんな発想出来ないです。こんなにも子供達の事を思ってくれてるんやって思うと、その日はその言葉を思い出すと、何度も涙が出ました。主人にもその旨報告しました!!
 少なくとも私自身は出産して初めて親の有難みも知り、よそのお子さんも本当に可愛いと思える様になったし、上手く言えませんが、よその園の先生で何かの際に「私がこの子のお母さんだったら……」なんて考えて、毎日の教育はされていないと思います。
 私がその言葉に感動したという話を金物谷先生に話すと、先生が、「それはいつも私達が園長先生に言われるんです。『そうやって考えなさい』と、園長先生に教えられてるんです」と、言われました。
 本当にビックリしました。
6年間お世話になっていて、そのお話は初めて聞きました。驚きました。
園長先生は、そんな風に若い先生方を育てていらしたんですね。ということは、園長先生御自身も、安松の先生方を娘のように孫のように思ってはるんですね。
先生方が、日々そういう気持で見ていて下さると思うと胸がいっぱいです。
有難うございます。
……少し略……
 園長先生、言葉に出して言うのは照れくさいですが、先生のお人柄が大好きです。
ずっとずっとお元気で園長先生でいて下さい。
私達家族4人、安松幼稚園と関わりを持てた事に、心より感謝しております。

理事長注:
 まさに橋本さんが見破られた通りです。
先生に対しては、先生である以前に一人の人間として婦人としてのあるべき姿・自分の娘なら背筋のピンと伸びた人間になってほしいという思いで接しています。
子どもに対しても全く同様で、日々の教育の中で子供を誉めたり注意したりする際は、これが自分の子供であればこの程度は乗り越える気力を持ってほしいとか、心身を鍛えてほしいとかの感覚を大切にしています。その上で、誉める・注意する・理を言い聞かせていきます。自分の子や孫にするのと同じように接していく、これが安松幼稚園の原点であり、安松ファミリーという言葉の持つ意味でもあります。
 “発熱を乗り越えて”もご覧下さい。

 
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平成21年1月
第6回 新春唱歌童謡コンサート in 泉の森ホール

発 熱 を 乗 り 越 え て

 今年の第6回唱歌・童謡コンサート in 泉の森ホール では、本番当日の前後に風邪やインフルエンザが流行り、「舞台に立ちたい」という思いを持ちながらも、残念ながら5名の欠席となりました。
出場できたお友達も体調万全ではなく、「どんな事をしても歌いたい」という強い気持から、お母さんと先生の後押しで、歌う事の出来た園児もいました。
お母さんからの感想を綴ります。




出ギリギリまで自宅で休ませて会場入り

年長桜組 横尾涼子

 藤原先生 他の先生方
泉の森コンサート 大成功でしたね。
うちは、横尾のおじいちゃんと私と私の妹 3人で観にいきました。
 コンサートの前の晩に熱が出てしまい……。
悩みましたが、息子が、「練習いっぱいしたのに……」
               「皆と歌いたい……」    と言うので、
ギリギリまで自宅で休ませて会場入りをしました。
いつもなら38度c熱が出た時点でピクリとも動かない息子が、コンサート当日は、朝からずっと起きてまして、「大丈夫やで、時間になったらちゃんと起こすから寝りぃー」と言うと寝たのですが、40分位で起きてしまい  「じゃぁ行こか」と言うとスッと立ち上がり、フラフラするのに自分で階段を下り、トコトコと歩き出しました。
 舞台に立った姿を見て、気力って凄いなぁーと実感しました。
本人の“やりたい” “歌いたい” という気持ちが伝わりました。
皆 体がしんどいのにしっかり歌っている姿に感動しました。
皆 絶対に大物になるなと心の中で思いました。
 おじいちゃんも、私の横でずっと口ずさんでました。
妹は、「懐かしい曲だね……」っと。
“野に咲く花のように”は、父が大好きな曲でした。
妹が「きっと父ちゃんも一緒に歌っているだろうねー」と、ポツリ。
 先生方にも、園児たちの歌声にも、オペラ歌手の人にも、皆から勇気を頂きました。
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
                     パチパチ




娘も全力を出し切って

年長梅組 西浦理恵

 この間のコンサートの時は出演させて頂き、ありがとうございました。
娘もこの日を楽しみにしていたので、出演できて、本当に嬉しく思います。
前の晩から熱が39度以上出始めて、本人も私に「しんどい」とか、一言も言わなかったので、「娘も行きたいんだなぁ」と思い、熱が少し下がったので、しんどそうではありましたが、本人が頑張ると言うので、迷惑をかけますが、出演させて頂きました。
ありがとうございました。
 コンサートでは娘も全力を出し切っていたと思うので、こちらも胸が熱くなりました。
亀山先生、どうもありがとうございました。

理事長注:
 迷惑だなんて とんでもありません。練習をあれだけしたんだもの、萌ちゃんが出たいという気持ちを大切にしてやりたいというお母さんと園の先生方の気持ちが一つになりました。
具体的な場面では、園児の健康面・やりたい気持ち・病気の種類 これら3点を総合的に判断します。その決断は、なかなかにつらいものがあります。
前項の“私がお母さんだったら”も併せてお読み下さい。




当日欠席となりましたが 前日までは一生懸命楽しそうに
 やっていたことが分かり とても安心しました

年長桃組 安田愛子

 泉の森コンサートには出席できずに、本当に親子ともども悲しかったのですが、幼稚園に連絡をした時に、「残念ですね。お大事にしてください。」と言われるだけだと思っていたのが、少しでも出ることを勧めて頂き、すごく救われた気持ちがしました。
今でも、あの時に金物谷先生に言って頂いたことを思いだすと、涙が出てきます。
作品展では、泉の森コンサートで本当に歌った並び方での子供達の作品に涙が出てきました。
ホームページでは安井先生のお気遣いでしょうか、前日の子供達の写真では、燎台も含め、当日欠席したお友達を載せて頂きありがとうございます。
本番での感動は味わえませんでしたが、前日までは一生懸命楽しそうにやっていたことがわかり、とても安心しました。

理事長注:
 一生懸命全力で練習してきた過程を見てきている私達にとっては、当日の欠席には、本当に涙が出、心が痛みます。
せめてその痛みを、先生・子ども達・保護者の方と分かちていきたいと思っています。
このお便りを頂き、私達も少しは ほっとした気持ちになりました。




感動しました

年長梅組 水元千奈津

 亀山先生
お早うございます。
コンサートお疲れ様でした。   感動しました。
実は家に帰ってから、海斗が倒れこんでしまい、お熱も38度ありました。
海斗が言うには、“これが音楽”の時からしんどかったそうです。
「どうして先生に言わなかったの?」と聞くと、「最後までみんなと一緒に歌って頑張りたかったから……と、スーっと目に涙を流しながら話してくれました。
そんな海斗にも感動しました。




先生方には 感謝 感謝

年長桃組 秋貴実代

 いつもお世話になっています。
待ちに待っていた泉の森コンサート(歌は本番でのお楽しみという事で、家では歌ってもらえなかったです)、とても楽しく観せて頂きました。
 今回初めて見に来てくれた祖母も、知っている懐かしい童謡もたくさんあり、一緒に歌ったり、また園児があんなに多くの詩を覚えて歌えるものかとビックリし、来て良かったと感動しておりました。
 前日の熱での早退、ご心配をおかけ致しました。
熱を押して頑張っている子供達にも感動させられました。
大きな舞台に立つという経験もさせて頂き、先生方にはいつも感謝感謝です。
本当にありがとうございました。

理事長注:
 誤解のないように申し添えますが、(当園の保護者はお分かりですが)発熱しているのに、園が無理に出場させているわけではありません。
その時の園児の健康面での状態・園児の気持ち・病気の種類等を総合的に考慮して、保護者が最終判断されるのです。
 「お友達とあんなに練習してきたのだから一緒に舞台に立ちたい」という園児の強い気持を大事にしてやりたいと考えていますが、病気の種類やその時の病状によっては、園から「これは無理です」という場合もあります。
残念ながら、今年は、初めて5名の欠席者が出ました。
しかしそれもまた、今後に生かしていく経験となります。
 いずれにしても、泉の森の舞台は歌そのものの発表ではなく、先生と園児たちが本物の深い信頼関係に結ばれ、お互いに高いものを求めていくという過程そのものであると、改めて感じました。

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平成21年1月
第6回 新春唱歌童謡コンサート in 泉の森ホール

表現にもいっそう磨きがかかって

年長梅組 松川くみ

 園長先生、理事長先生、奥本先生、全ての先生方
新春唱歌・童謡コンサート、本当にありがとうございました。
今年はいよいよ我が子達かと思うと、ドキドキしました。毎年楽しく、また感動して聴いていましたので、より楽しみでした。
 子供達が「この道」を歌っているのを聴いているうちに自然と涙が出てきました。
やさしい声で歌っているのもそうなのですが、この曲は子供がまだお腹にいる時から歌っていた私の好きな曲の1つです。その曲をこうして先生の方をしっかりと見て歌って聴かせてくれるようになったと思うと、涙が止まりませんでした。
 大きなホールで歌うことは、やはり緊張も大きかった様です。
本当に良い経験になり、子供の宝になると思います。
子供達の堂々とした姿、今回は表現にもいっそう磨きがかかって、素晴らしかったです。
 母も「すっかり聴き入ってしまった。やっぱり安松幼稚園って素晴らしいね。」と、感激でした。
こうした経験を大切に成長する様、私達親も与えていけるようにしたいと思います。
先生方皆様 本当にお疲れ様でした。

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第6回 新春唱歌童謡コンサート in 泉の森ホール

随分余裕があるなぁ さすが安松っ子

年長桃組 谷口賜生

 こんにちは。
先日のコンサート、あっという間の2時間でした。
 リハーサルの日、帰って来た和彦に、“どう?大きなホールで緊張した?”と尋ねると、“ぜーんぜん! すごく楽しかったで!”という答えが返って来ました。
大舞台が楽しいと思えるとは、随分余裕があるなぁ さすが安松っ子!
いつ、どこで、何を歌っても日頃の積み重ねがあり、堂々と歌える状態にあるということがよく分かりました。
 当日は、音楽を専門に勉強されている出演者に負けない年長さんの姿がありました。
大舞台を務め、客席からホール中に大きく大きくふくらんだ拍手喝采を、和彦は、そして年長さんはどんな風に感じているだろうと考えると、こちらもさらに感動して涙涙でした。
 兄姉も一緒に聞いておりましたが、「僕らの時はホールで歌うコンサートなんてなかったよなぁ。」と、二人ともうらやましそうでした。
卒園を前に、和彦も私たち親も、安松幼稚園でまた一つ大きな宝物を頂いたなぁと思いながら帰りました。
 舞台が始まる前から、園児たちのお世話や、また風邪気味の体調をおして出演したいというお友達の看病、休憩時間や曲の合い間に保護者に子供の体調を伝えに来られる先生方の姿を見て、親はもちろん子供の姿を見たいけれど、練習を一緒にやってきた先生方は、親よりもっと歌わせてあげたい気持ちが強いのだと感じました。(理事長注:まさに先生がお母さんそのものですよね。涙が出ます。感謝感謝です。)
 本当に本当にお疲れ様でした。
そしてありがとうございました。

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