お母さんからのお便り

平成20年11月
二科展表彰式での美しい光景

美しい光景をお伝えしたく
 ―― 日々の生活の中で
        染み込んで育まれた人間性が
            フワッと出た瞬間――

年長桃組 喜多清子

  ●いつもお世話になりありがとうございます。
昨日は二科展の表彰式で、親子でワクワクしながら、大阪市立美術館に行きました。
まさか我が子が入選するとは思っていなかったので、とても嬉しく、これも幼稚園の先生方の御指導あってのお陰と有難く思っています。
 当日の美術館は他園の園児、その両親でにぎわっていました。安松幼稚園が表彰されるまでには少し待ち時間があり、山登先生が子供たちと両親を誘導して下さり、表彰が近づき、決められた場所に並びました。
様々な説明・注意の後、顔の体操などをして子供たちをリラックスさせて下さり、なごやかな雰囲気でした。
 そして安松幼稚園より先に表彰された他園の園児が表彰される部屋から出て来た時、山登先生がその子供たちに拍手し、「おめでとうございます!」と言うと、安松幼稚園の園児が皆それぞれに拍手し、私たち両親も拍手しました。
それが何とも自然で、温かな優しい空気が流れました。潤信も嬉しそうに、他園の名前も知らないお友達に祝福の拍手を送っていました。
 私はその姿を見ながら、絵が入選したことはもちろん嬉しいけれど、他人の喜びを祝福できる人間に育っているということに、心から喜びを感じました。
 そういう人間の基本的な教育に、さりげなく仕草として出てくる幼稚園の在り方に感謝しています。
 そういうことが二組ほどあり、拍手で迎えました。
なんてステキな光景でしょう。安松幼稚園の子供たちは、小さな紳士・淑女でした。そんな安松幼稚園の先生方は、本当にキラキラしていました。
人を誉めたたえる姿は美しいと心から感じました。ステキな時間でした。

 
 余談ではありますが、私たちが部屋から出てきた時、他園の待っている園児もその両親も通路に背を向けていて、誰も拍手はしてくれませんでした。別に期待していたわけではなかったのですが、少し寂しく感じました。
 校風というか園風というか、そういう目には見えない雰囲気というのは、日々の生活の中から笑ったり泣いたり喜んだり叱ったりしている積み重ねで、園児を導く先生方とそこに集う園児が作り上げていくのだなと感じました。
何十年もかけて、ひとつのカラーが出来ていく……園風とは、そういうものだと思いました。
 他人の幸せを祝福できる人間、日々の生活の中で染み込んで育まれた人間性がフワッと出た瞬間……。

ありがとうございました。
 素晴らしい先生方と、安松のお友達、そして安松幼稚園、バンザイ。
美しい光景をお伝えしたくペンをとりました。

ありがとうございました。
追伸:日常感じていたことも併せてお伝えします。
 

日 常 の 一 風 景


 ●園長先生、安井先生、山登先生、金物谷先生
今回も迅速な対処、本当にありがとうございました。
主人も私も安心しました。そして安心すると同時に、先生方の対応の早さに驚きました。
的確な指導で子供達を導いていく安松幼稚園のような小学校があればといいのにな、と思わずにはいられない1日でした。
ありがとうございました。
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