お母さんからのお便り

平成26年2月
他園から安松幼稚園に転入した3人の想い

前の幼稚園で出来なかった事を僅か2日でクリアー
 家の中が明るくなりました
       ――― ズバリおっしゃって下さったことに感謝 ―――

年少きりん組 前田理恵

安井先生 居島先生

 「もしかして入園を断られるのでは……」という思いを抱きつつ、見学に行った日から2週間が経過し、様々な事が劇的に変化しました。
 前の幼稚園では、入園後ずっと10ヶ月間制服を着ない、先生の言う事を聞かないなど、悩んで悩んでの日々、「制服のことも含めて任せて下さい!!」という力強い一言に背中を押されて、前に進むことが出来ました。
 二度目の見学の時に、「ゆいちゃんよりも、お母さんの言動の方が気になります。心配しすぎ、先回りして口の出しすぎ、手の出しすぎです」という言葉には、とても衝撃を受けました。
 何故だろうと考えたとき、今まで子育てや自分の悩みを相談すると、周りは同調や優しく声をかけてくれる人ばかりだったので、そこに私自身の甘えが生まれていたと気付きました。それと同時に、これまでは「ゆいを何とかしなければ……」と思っていた自分が情けなくなりました。
けれどもその後、変わらなければならないのは、ゆいではなく私自身なんだと確信しました。
「ずっと子育てで悩んできた原因=子供児童中心主義 から変わるチャンス! 私自身が強くなるチャンス!」と思えるようになりました。ずばりおっしゃって下さったことに感謝しています。
安松幼稚園に転園してからは、10ヶ月間ゆいができなかったこと(やらなかったこと)に関して、「任せて下さい!!」の言葉通り、2日間ですべてをクリアー!!夢のようでした……。
「こんなことってあるの?!」と、一連の流れを知っている人達も唖然としていました。けれども、これがゆいの本来の姿だったんですね。
 一番気になっていた「制服等を家では着て見せるけれども、幼稚園では絶対に着ない」ということに関して、真っ先にゆいの力を引き出して下さってありがとうございました。ようやくスタートラインに立てました。
 本人も2日目以降からは、「幼稚園に行くときは、この格好なんだ」と、分かってきたようです。帰ってきたらゆいの方から、あれこれ幼稚園の話をしてくれますが、夕方から翌日のことを考え出して、不安で涙することもあります。でも、これは普通の反応なのですね。(理事長注:りっぱりっぱ! お母さんも随分とドーンと構えられるようになりましたね ^o^ )
朝、車に乗ってからは、「本当に、綱引き楽しい?」「お母さんの幼稚園も楽しかった?」と、幼稚園に行くんだという気持ちに切り替わっているので、すごいなぁと思いました。
 昨年の4月の私は、泣いているゆいの様子にあたふたしてばかりでしたが、「ドーンと構えて下さいね」という言葉通り、今回は少しゆとりがもてるようになりました。これから毎日笑顔で送り、そして迎えたいと思います。

   家での嬉しい変化として、この一週間で「ありがとう」が増えたこと、そして「やってみる」という言葉が出てきたのには驚きました。
次はどんな力が引き出されるのか……これから2年間が楽しみになりました。引き続き、ご指導の程よろしくお願いします。
・素敵な写真を沢山ありがとうございました。
 幼稚園での笑顔が見られてホッとしました  *^▽^*

理事長注:
 多くのお母さんの子育てに見受けられる事柄でしたので、掲載をお願いしました。
10ヶ月間できなかったことが、安松幼稚園への転園わずか2日で出来るようになったとのこと、「ありがとう」「やってみる」という言葉が家でも出てきたということ、とても嬉しく拝読しました。私達にしてみると、ゆいちゃんの本来持っている気持ちや物事への積極性を、何故10ヶ月も引き出せないのか不思議でなりません(笑)
  それと共に、「お子さんより、お母さんの言動の方が気になります」という私達の言葉に、素直に向き合うことの出来たお母さんに敬意を表します。
 最初の子育てでは、「可愛がり抱きしめる」ということと、「手や口を出しすぎての甘やかし」の線引きをどこに引くかは、なかなかに難しいこともあると思います。
 転入2週間後お礼に来られたご両親に、「何が一番変わりましたか?」と、お聞きしますと、「家の中が明るくなりました。幼稚園での事が、多く話題に出るようになりました」とのお返事でした。これをお聞きして、最高に嬉しかったです!!
またお手紙の中に、夕方になると不安で涙することがあるとの記述がありましたので、「今はどうですか?」と尋ねますと、「最初の2,3日だけで、もうそんなことはない」とのお返事でした。とても嬉しいことです。

H26.2〜3 他園から安松幼稚園に転入した3人の想い
平成26年2月
他園から安松幼稚園に転入した3人の想い

本当にこの3年間ではかりしれない心の成長を遂げ
――私のバス停は何としても安松の教育を受けさせたいという
                              決意と思いを持ったステキな仲間―――

年長桜組 北濱薫里

千代田先生へ
 お早うございます。
昨日は素敵な授業参観を、ありがとうございました。
姉・弟ともども、千代田先生のクラスでお世話になり、喜びをかみしめております。
 千代田先生の最後の授業参観時の涙……私はとても嬉しく思いました。まだ一仁には実感が無いようですが、その涙の意味を理解できたとき、一仁も嬉しく思うことでしょう!!
 心の成長……本当にこの3年間で、はかり知れない成長を遂げました。そして小学校では、幼稚園で培ってきたことを自信にして、より成長していくことと思います。
      子供の“ずい”には、安松魂が生き続けています!!
 私自身の3年間(4年間)を振り返ってみると、もっともっと学びたかったし、子供ともぶつかっていきたかった……っと思っています。(理事長注:北濱さんは、お姉ちゃんが年長になるとき、岬町の幼稚園から転園してこられました)
しかし最後のこの年に、育友会の四役を務めたおかげで自分にも自信がつき、これからもどんどん飛躍したいと思う気持ちが増してきました!
私がこういう強い気持ちを持てるようになったのも、すべて安松幼稚園のおかげです。感謝です!!
 今いる幼稚園から転園することには、大きな決断が必要でしたが、……少し略……私達家族の強い決断なので、……少し略……こんなに強い親になれたのも、安松幼稚園のおかげです。自信を持って、自分の子供達に強くぶつかっていけたのは、安松幼稚園の教育方針を理解し、安松幼稚園のゆるぎない考えに支えられたらこそでした!!
 「岬町からわざわざ通っている」なんて感覚はあまりありません。人より少し家を早く出るだけのこと! 逆に車中での、子供とのコミュニケーションの時間が増えて良かったです。その為か、一仁は、相当なおしゃべりさんになりましたが……
 私達のバス停9人も、ほとんどの方がバイパスに乗って、バス停に集まります。「安松幼稚園は他とは全く違う。何としても安松の教育を受けさせたい」という同じような決意と思いを持った人達ばかりで、意識の高いステキな仲間です!
 授業参観後のホールでのお話の時、私が転園を決断したお話を皆さんの前で話せたら良かったと思いました。そして「安井先生のホールでのお話は、うなずけることばかりで、私は心の中でガッツポーズをしながらも、涙が自然と流れてきたこと」も!!
……少し略……
 本当に素晴らしい先生方にお世話になった子供達は幸せで、一生の財産になると思います!
私達家族を導いて下さり、感謝・感謝の一言です。
小学校でどんな困難があっても、ドン!!っと構えていられる親になりました。
姉の時から含めて4年間、ありがとうございます。

H26.2〜3 他園から安松幼稚園に転入した3人の想い
平成26年3月
他園から安松幼稚園に転入した3人の想い

転園させて良かったという一言に尽き
    ―――「幼稚園なんてどこも一緒やで」では全くない――

年長 一保護者

平成22年の5月、安井先生に「安松幼稚園に転入させて頂けませんか」とメールしてからあっという間に月日が経ち、残すところ、あと数回の登園で卒園式を迎えようとしています。
驚くほど早かった3年間でした。
 上の子がこちらでお世話になっていたので、安松幼稚園の良いところはよく分かっていたのですが、お兄ちゃんと違って、引っ込み思案で人見知りな○○には、近所の仲良しのお友達とそのまま小学校に一緒に上がれるようにと思い、○○市内のある幼稚園に入園させることにしました。
 それがそもそもの間違いだったと気づくのに、そう時間はかかりませんでした。
“あれ? 何か違うなあ……”
“でも こういう幼稚園もあるのかも”
“えっ?! そんなんでいいの?”
……かなり略……
 転園することを周りに話した時、「たかが幼稚園なのに、やめなくても〜」とか「幼稚園なんてどこも一緒やで」などと言われましたが、たかが幼稚園 されど幼稚園、子供の根っこを作る一番大事な時に、やっぱりいい環境でいい教育をと思い、すぐに行動に移しました。
……少し略……
その後はトントン拍子で事が進みました。
……少し略……
初日のバスの先生は、岸本先生と松浪先生でした。
お二人の元気で大きな声とニコニコ笑顔に、安心してバスを見送ったことを今でも覚えています。
……少し略……
幼稚園は怖いところ、先生はもっと怖いと思ってしまっている○○は、最初は幼稚園で一言も話しませんでした。
それでも家に帰って来ると、音楽会の歌の練習もするし、先生のことや、バスから教室まで連れて行ってくれる年中の女の子のことなど、色々話してくれるようになったので、この子なりに馴染んできているんだなと安心しました。
……少し略……
 ほんの些細な事でも「できたね〜」「良かったね〜」と言って、一緒に喜んでくれる先生方のおかげで、○○も少しずつ変わっていき、失っていた言葉も徐々に出るようになり、音楽会も何とかみんなと一緒に、無事終えることが出来ました。

 こんな感じで始まった安松生活でしたが、1月に行われたお誕生日会では、ちゃんと一人で大きな声で発表できるようになり、その歌う姿にとても感動しました。
○○が歌っている途中から、親の私達より先に、転園当時を思い出して涙している千代田先生を見て、本当に色々とご苦労をおかけしたんだなぁという思いと、こんないい先生に出会えて幸せだなぁと、改めて感じました。
 誕生会を終え、一回りも二回りも成長し、年中になり、そしていよいよ年長に。
 年長さんのたくさんの行事を一つ一つやり遂げる毎に、大きく成長していく○○から、たくさんの感動をもらいました。

 安松幼稚園の先生方は、いろんな意味でとても熱いです。
いつも元気で凛としておられるので、こちらも元気になりますし、先生と話す時は、背筋をピンと伸ばさなきゃ という気持ちになります。
 先日の最後の授業参観の後のホールでの集まりで、安井先生が言っておられたように、褒める時も、そしてまた叱る時も熱いし、気持ちが熱いからこそ、よく涙されるのだと思います。
 年長の生活発表会の劇や群読の練習中、森下先生や千代田先生に叱られたことを、家に帰ってきて話している時のことですが……
「今日、森下(千代田)先生に怒られた〜」
「森下先生も千代田先生も、怒る時、めっちゃ怖いねん」
「でもな〜、ぼくは、森下先生も千代田先生もめ〜っちゃ大好きやねん」
これを聞いた時、先生と子供との間に信頼関係が築けているんだなぁと、確信できました。
 母親は、時には子供をきつく叱りますが、それでも子供は無条件に「お母さん、大好き〜!」と、言ってくれます。
安松の先生って、本当に幼稚園のお母さんになってくれてるんだなぁと、改めて思いました。
 上の子がお世話になっている時、今も変わりなくおきれいですが、当時まだまだ若くて可愛らしかった川口先生や松浪先生が、今ではとても貫禄のある主任先生になっておられるのを見ると、安井先生や奥本先生をはじめとして、先輩の先生が後輩の先生を本当によく指導して、どんどん いい先生を育てておられるのが、よく分かります。
今はまだ年数の浅い若い先生も、数年後には、またますます立派な先生になられていると思うと、本当に楽しみですね。

 最後になりますが、安松幼稚園での三年間で、心身共にたくましく鍛えられ、大きく成長した○○を見ると、先生方に感謝すると共に、本当に転園させて良かったという一言に尽きます。
 安松幼稚園での生活で培われた色んな事が、この子の根っこになって、この先どんな花や実をつけてくれるのか、とても楽しみです。
このまま、真っ直ぐに育っていってくれることを願っています。
本当にありがとうございました。

理事長注:
 お母さんが書かれているように、転園前の幼稚園や先生に対する恐怖感から、安松での最初は、なかなか言葉が出てきませんでした。すべての先生が、言葉掛けをし、少しでも良いところを見つけては褒めていく中で、気持ちもほぐれ、言葉も出てくるようになり、今ではいつもニッコニコです。
 特に年長になってからは、心も伸びやかになり、それは運動にも表れました。
安松幼稚園では、年長の5月と翌3月に50m走のタイムを取っていますが、○○さんは、5月には 14.09秒 だったのが、 翌3月には 11.23秒と、2.86秒 早くなっていました。この2.86秒の短縮は、100名の年長児の中で、早くなったランキング1位でした。
これは体力の発達もありますが、気持ちが前向きになり、何事にも積極的に取り組むという精神面の上向きが大きな要素だと思っています。
安心して、小学校に送り出せます。
幸あれと願っています。

H26.2〜3 他園から安松幼稚園に転入した3人の想い
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